2013年2月13日水曜日

「おばちゃん党」にエール


 今日(2013.2.13)の愛媛新聞25面に「注目‼おばちゃん党」というのが出ていた。男性主導の政治を変えようと昨年11月、大阪の女性を中心に結成されたのだという。党員はさまざまで中高年女性を中心に1月末現在で1600人という。そういえば、「週刊金曜日」も1月11日926号で紹介していた。この二つの記事をない交ぜにして「おばちゃん党」を紹介し、コメントしたい。
  始まりは、2012年9月13日の夜、大阪国際大学現代社会学部准教授谷口真由美さん(37)がフェイスブックで「どこを見てもオッサンばっかりでうんざりや!オッサン政治劇場に嫌気がさした」とつぶやいたところ「そのとおり!」と、つながっている全国の友達が呼応したのだそうだ。「もうオッサンには日本を任せておけない。もっと多くのおばちゃんの政治参加を目指そう!」

その日のうちに「全日本おばちゃん党」(英語名称:All Japan Obachan Party[AJOP])という名称まで決定、翌9月14日には「全日本おばちゃん党」ページをフェイスブック内に立ち上げたという。ゆくゆくはObachanを世界共通の言葉にしてOxford英英辞典に載せるのが目標と意気軒昂だ。
    11月23日には大阪で「全日本おばちゃん党始動!」として湯浅誠さんを司会に、福祉の問題、女性の人権、オッサン政治の3テーマでトークイベントを行い、「おばちゃんが政治参加するため今日からできる10のこと」を発表。12月2日には大阪扇町公園でのイベント「大阪ええじゃないか」で「おばちゃんはっさく」を発表した。3月16日には東京でイベントを行い、「腹太の方針」を発表するという。
    党員の条件は、女性であることだけ。自称「おばちゃん」であれば年齢は問わない。現役女子高生もいるという。「おばちゃん」と名乗りたくない女性もいるが、フランスの「マダム」に通じるいい言葉と思えばいいのではというのは党代表の谷口さん。この党は党といっても政党ではない。選挙に出て安倍政権を倒そうなんて思ってませんとのこと。「おなごは政治の話なんかせんでよい」と抑えつけられ思うように発言できない女性たち、政治は難しいと逃げてる女性たちの力の掘り起こしに目的はあるようである。

 この党は、ほんとにユニークな党である。政党ではないが、緩やかな徒党を組んでいる。暮らしや日常の生活感から出発している。
    「おばちゃんはっさく」は日本国憲法の理念をおばちゃん言葉で表現している。これはもう、わかりやすい言葉に訳したというより、憲法を自分のものにした表現である。
   大阪弁の表現は、各地のお国言葉での表現を促している。谷口代表の「お国言葉も大事にしよ。これぞ究極の地方自治」とは卓見である。明治期にも五日市憲法や岩手県久慈をはじめとして全国各地で憲法草案が作られている。
   悲観や敗北感が感じられない。楽しんでやっている。「オッサン」に対置する「おばちゃん」が愉快であり、くたびれた「おばさん」とも違う。自分らだけがよかったら、女だけがよかったらとは考えていない。憲法改正や国防軍が現実味をました衆院選の結果についても、オッサンも悪いがおばちゃんも悪いという。男社会にだけ責任をなすりつけない賢明さも持っている。「維新八策」を「おばちゃんはっさく」にし、「骨太の方針」を「腹太の方針」にするパロディにも拍手喝采したい。
   おれたちの活動も考え直さにゃいかんなと思わせられた。

全日本おばちゃん党 https://www.facebook.com/obachanparty
                                     ajop.oba@gmail.com